2006年 11月 3日 金曜日
       14時~16時半  参加費無料
            大分市中央町4丁目2-5 
             ソレイユ7階 カトレア


  お別れから10年

 草伏村生さんとM君を偲ぶ 薬害エイズの集い

薬害の根絶と共に生きる社会を願って
薬害で命を落とした草伏さんとM君を偲んで 


草伏村生さんの詩 『東京の満月』
ぼくは東京行きの 夜行列車に乗っている
ガラガラの寝台特急に乗っている
東京駅に着いたら 山手線に乗り換える
MEGUROで降りて
病院まではタクシーで行く
東京まで治療に通いはじめて 五年になる
まだ死にたくはない
まだ死にたくはない

病院の廊下には
一月前に終わった国際エイズデーのポスター
が貼り残されている
仲間の一人は少し元気そうだった
もう一人は 風邪をひいて苦しそうだった
東京まで治療に通いはじめて 五年になる
まだ死にたくはない
まだ死にたくはない

品質のよさが謳い文句だった 血液製剤
なぜ、ぼくらが 死んでいかなければならないのか
二千人のいのちが 葬られるのだろうか
老いさらばえ 言葉閉ざした親たちがいる
東京まで治療に通いはじめて 五年になる
まだ死にたくはない
まだ死にたくはない

ぼくは九州行きの 飛行機に乗っている
満月の夜の乗客たちは眠っている
九州に着いたら ぼくの町までバスに乗る
あとどれくらい
ぼくらは生きていられるのだろうか
東京まで治療に通いはじめて 五年になる
まだ死にたくはない
まだ死にたくはない

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