2007年12月13日

      声  明  文        

                       薬害肝炎全国原告団
                        代表 山 口 美智子
                       薬害肝炎全国弁護団
                        代表 鈴 木 利 廣

 本日,大阪高裁が,薬害肝炎訴訟について和解骨子案と所見・説明書を提示しました。

 提示された和解骨子案は,基本的には東京地裁判決を基準にし,国や企業が責任を負う範囲を限定したものでした。私たちは到底これを受け入れることができないと,その場で表明しました。

 しかし,大阪高裁は,同時に出した所見・説明書で,「当裁判所としても,本件紛争の全体的解決のためには,1審原告らの全員,一律,一括の和解金の要求案は望ましい」と,全員一律救済の理念が望ましいとの考えを示しました。ただ,そのような原告案については,国・製薬企業の譲歩が得られない現状においては,和解骨子案として提案することができなかった旨を説明しています。

 私たちは,本年9月11日,大阪高裁から和解を試みたいと表明があった後,一貫して,線引きのない救済を希望してきました。これは,使用された血液製剤の種類,投与時期,提訴時期によって差別のない,病状に応じた一律救済を求めるものです。

 国,製薬企業は,大阪高裁が説明した全員一律救済の理念が望ましいとの考えを真摯に受け止め,線引きのない被害者全員の一律救済を決断するべきです。私たちはその決断があるまで闘い続けます。